Chill MUSICA

Chill MUSICA / うた / Float

Float

風のあとで

風のあとで』 2026 · Spotify

深く吸ったはずの息が 底でほどける 耳の奥で 鼓動が鳴ってる 光は揺れて 輪郭をなくしてく 浮くでもなく 沈むでもなく
まるで時間が止まったみたいに 誰の声も ここまでは届かない 指先で触れた 水の冷たさだけが “生きてる”って教えてくれる
街は水槽 透明なノイズで満ちてる 誰もが流されてるのに 泳いでるフリしてる スクロールで進む世界の底で 思考は沈殿していく 言葉も浮かばない
信号が青でも進めない 人の群れが波のように押し返す 呼吸を忘れるほど 静かで騒がしい 目の前だけがリアル でも全部フィルター付き
名前も顔も ログでしか残らない タイムラインに“意味”を求めるのは罪か 無言のまま 深く沈んでいく日々 感情はあるのに 誰にも聞こえない
ずっとひとりで浮いてた でもそれが普通だと思ってた 触れたら壊れる気がして 誰にも近づけなかった
君と泳げたら、that would be beautiful 言葉じゃなく feel you more than literal 音のない this world のなかで ただ your heart sound を感じていたい
20%の中には入れなかった 誰にも選ばれない側の群れだった 数字と効率でできた岸辺の向こうで 流されず、ただ揺れていた
スマホの通知で“誰か”になる でもオフにした瞬間に無名に戻る 存在の証明がパスコードの奥に そんな世界に僕らは生まれた
みんな生き急いでるみたいで でも僕はまだここにいる 君の手が水面に触れたら 一緒に潜ってもいい気がした
誰かと沈むことは怖くない 本当に怖いのは、誰にも気づかれずに 浮かんでいくことだった
君と泳げたら、that would be beautiful 嘘もいらない just flow and feel it all 音のない this world のなかで 触れた心だけが確かだった
溺れかけた日の夜に 何度も浮上しかけてやめた 生きてる意味はわからなくても ただ君がいるなら確かだった
濁った水の中で出会った そのやさしさは本物だった 透明じゃないって美しい 濁ったまま、重ねた呼吸
もし明日また沈んでも 君の手が届く気がしてる 鼓動が重なったその瞬間 世界は少しだけ、澄んで見えた
君と泳げたら、それでいい ここがどこでも、意味がある 誰にも届かないこの場所で ふたりだけのリズムを描けたら