Chill MUSICA

Chill MUSICA / うた / 君に届け

君に届け

君に届け

君に届け』 2026 · Spotify

室外機の群れ 夜を温める 窓という窓 同じ夢を見てる 眠れない街 熱が居座る 誰もが寝たふりで 夜に溶けてく 汗ばむ首筋 夜に湿る 寝返りひとつ 夜をかき混ぜ 目を閉じたままで 眠りは来やしない 窓の外には 同じ夜が続く 見上げる電線に 影が揺れる 電柱のてっぺん 黒い羽が舞う こうもり すうっと 街を見下ろす 夢を見ない奴 俺だけだろう
冷めない夜が また来る 醒めない街で 揺れてる 火照った夢が また膨らむ 名もない夢が 街に溢れる
電線の上から 街を見下ろしてる 羽をたたんで 夜の底に紛れる 窓に映った 俺の黒い羽 群れに混ざれず 夜をさまよう 火照った体を 夜風が撫でる 熱を持て余して 夜空を泳ぐ ひとつだけ 灯った窓がある またたきの向こうに 君の影揺れた 他人の窓は みんな夢の中 誰にも届かない 俺の羽 飲み込んだ熱を 羽に乗せて翔ぶ 濡れた羽根のまま 君へ向かう
冷めない夜に 溶けて 醒めない街を 流れて 火照った羽が また震える 名もない熱が 俺を流れる
君だけ 幻じゃない 君の体温は 消えない 息をした数だけ 生きていた 夢じゃないんだ 君は確かだ 熱が朝に 溶けてく この熱 君に届け 名もない熱が 光に変わる 翔んだその先に 朝が広がる